イタリア映画らしい作品。「ボーダーライン/ソルジャーズ・デイ」の2012年の監督作品

「ボーダーライン/ソルジャーズ・デイ」の監督ステファノ・ソッリマが2012年に監督したイタリア・フランス合作の「バスターズ」。
 
「ボーダーライン/ソルジャーズ・デイ」で監督への注目度が上がり、日本での公開は2018年にされた。
 
"バスターズ"と付く映画は沢山作られてきた。日本人は"バスターズ"という単語が好きなんだろう。
 
さてイタリアの機動隊(特殊部隊)の群像を描きながら、イタリアの難民の受け入れによって生じる下層隊組の人々の生活苦をイタリア側から描いていく。
確かに難民を受け入れ過ぎて様々なる社会問題へと発展していく。ヨーロッパではフランス、イタリアは深刻な問題となっている。
 
「難民を受け入れるべきだ」と「難民は排除すべきだ」という2つの意見が、やがて活動となり、行動となり、事件を引き起こしていく。その最前線で戦うことになるのが国を守る義務として存在する"機動隊"。機動隊の尊厳や仲間意識を描きつつ、暴力も描いていくのは、さすがイタリア映画だ。
 
映画の描き方は左から捉えるか、右から捉えるかにより、まるで存在する世界が変わる。2つの世界がそこにある。
 
この映画、実にイタリア映画らしく、激しい!
 
出演はピエルフランチェスコ・ファビーノ、フィリッポ・ニグロ、マルコ・ジャリーニ、他。

Oimachi Act./おい街アクト

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