映画「麻雀放浪記」は昭和59年の作品。 知っておいた方が良い日本の昔の世界がそこにある。
麻雀。4人でする遊戯だ。お金や物を賭けるから博打(バクチ)となる。
麻雀で食って生きる人間を「バイニン」と言った。
今で言う売人(バイニン)は、ドラッグを売る者を指す。
戦後から昭和50年代迄、バイニンと呼ばれる人達がいた。
バイニンは麻雀で生きていくので、全国を渡り歩く人もいた。
新幹線が開通した岡山県には、田畑が売れた土地成金が沢山いたので、バイニンはその成金を目当てに岡山に集まっていった。
あるバイニンは三日三晩の麻雀で当時の50万に近い金を稼いだ。
この時代の麻雀卓は未だ全自動でなかったから、バイニンも稼げた。
<麻雀屋での会話>
A「誰かが負けるから博打(バクチ)が成立するんだ。まあ~皆、買ったり負けたりだろうけどな」
B「勝ち続ける人もいるんじゃないんです?」
C「そんな奴は、体を失っちまっているさ」
B「勝ち続けて丈夫な人もいるでしょう?」
D「そんな奴は、人間を失っていますよ」
X「明るくなった‼明るくなった‼戦後のニッポン」
映画「麻雀放浪記」で使われている台詞(セリフ)を書き出してみた。
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