ピザは美味しいはずだった。今は美味しいピザが見つからない

ピザが小倉の飲食店に登場するのが、昭和45年。魚町銀天街の中にあった「ガトウ不二」が、最初だと記憶する。

ここから広がっていくことになる。
「インクスポット」「フルーツパーラー・みかん」と。
ピザをイタリア風お好み焼き、と称する人もいたくらいに、日本人に溶け込むのが早かった。

あの時代のピザは、ソースは自家製であり、下地に野菜のスライスがピザの風味を香ばしくしていたから、美味かった。

チーズも今のチーズよりも質の良いものが使われていたから、また美味い。
ピザに合うサラミ、トマトスライス、マッシュルーム、ベーコン、アンチョビなどがしっかりと惜しげなく使われていただけに、不味いピザは皆無だった。

ピザ生地を作る飲食店が当時は少なかったのは、既成の生地の方が間違いなく美味かったからに、他ならない。

今のピザに比べて、チーズたっぷりで、野菜の風味があるし、トマトやマッシュルームがたっぷりと使われて、価格も高いが味はすこぶる美味。

今のピザは、原価を抑えすぎているため、チーズの盛り方が足りない。

ピザは満足感があって、はじめて病みつきになり。
そんな魅力は、今のピザにはない。
残念ながら。

Oimachi Act./おい街アクト

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