ブラック・ユーモアのセンスは南の国らしい! 映画「人生スイッチ」はクサいものにフタを取る気質に欠ける日本人にはビックリ?
スペインとアルゼンチンの合作。
「トーク・トゥ・ハー」などの作品で知られるスペインの巨匠ペドロ・アルモドバルが製作した2015年の作品。
「人生スイッチ」は6話からなるブラック・コメディのオムニバス。
南の国らしいエグさと楽天的な感覚がミックスされて、人間の表と裏、裏と表の違った顔が見え隠れする、「知らぬが仏」のような世界。「さわらぬ神にたたりなし」とも言える。
クサいものにフタをとってしまうスペインのカルチャーは、日本人にはやや味が濃く、消化不良に感じたりもするだろうが、"お国柄"として世界各国の映画を見慣れていくと、「これもアリ!!」となってしまう。
作品中の6話はブラック・ユーモアであるが、日本では作れない内容で、メリハリ感はある。
もうひとつ感心するのが、役者の成り切ってしまう"したたかな"演技力には、脱帽!!
監督はダミアン・ジフロン。
出演はダリオ・グランディネッテイ、マリーア・アルル、他
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