恋の手引書⑧自分にプラスになる人を、人は自然に求めている。
ブヨという小さなハエ目カ亜目ブヨ科に属する蠅虫。
ヒト、哺乳類、鳥類から吸血をする衛生害虫だ。ブヨ、ブトと呼ばれる。
こちらは春から夏の終わりまでの繁殖期に吸血する。
蚊といい、このブヨは刺されると激しいカユみや腫れを起こす。
実に厄介。
この血を吸う虫たちには、独特の習性がある。
パチッと叩いた回数の多い人の体臭を覚えていて、そんな人には刺そうとしないという。
だから叩き損じだとしても、ひたすら叩くことが一番の虫除けになるという。彼らはまるで泥棒のような習性を持つ。
よく刺される人は、実は叩くことの習性を人間として持っていないともいえる。
これを人間に当てはめて考えてみよう。
男性にしろ女性にしろ、自分に害を与えたり損を与えるような人には近づかない方が良いというオーラがあって、これを察知する能力を有する人と、そうでない人がいるようだ。
もっと解かりやすく言うならば、優しい人が好かれるのは、自分にとってマイナスにならないオーラを出しているから。
清潔感溢れる人は、病気を移されないから好かれる。
声より判別、体形による判断。話し方、笑い方、指先と、いわゆる"相学"は、人を人の害から守るために発展した人間の知恵とも言えそうだ。
体臭に敏感な人が男女共にいて、それは何かから自分を守るために敏感なあのであろう。
占いの類いは、実はとても動物的、自然的なのだ。
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