昭和の喫茶店・小倉篇"深夜喫茶「銀影」「ニュー森」
深夜喫茶。この言葉も"死語"になりつつある。
若い頃は眠れない夜が誰にでもある。
又、仕事を夜終えてから、仲間や同僚と話をしたい時もある。
人間の行動学からは、実に的を得た営業形態。
深夜喫茶は喫茶店の深夜営業の許可をとれば、営業できた。
ただし、酒類は出せなかった。
深夜喫茶が繁盛する要因は、店の周りにキャバレーやクラブ、スナックなどの夜の店が数多くあることが一番。
小倉の街中で朝の6時迄営業している店があった。
「銀影」。この店は地階。夕方からの営業開始だった。
この店にはスナックやスタンド・バー、BARで働いた人達が仕事を終え、食事し、コーヒーでも飲み世間話に花を咲かせていた。
「私は〇〇で〇〇杯のカクテルを作る。あの人は〇〇しか作れない」
聞こえて来た話のひとつ、こんなのだ。
深夜2時までの「ニュー森」。
午後11時過ぎるとホステスさんやら二次会の客とかで満席になる。
オイシいものを早く出す。この店の方針だった。
2、3時間で3万以上は売り上げる。
当時のサラリーマンの初任給が4万円位の時代。
この店もヒットしていた。
今はコロナで夜は人が少ないが…。
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