令和食文化問答「昭和の喫茶店・小倉篇」 「不二家」という喫茶店
制服・制帽の高校生が入ることの出来る喫茶店もあった。
デパートのレストランやらは違う、カップルで入ることの出来る喫茶店だ。
誤解されないように言わねばなるまい。
高校生がタバコを吸えるような隠れ家的な店ではない。こういった類の店は、中学の帰りに寄る、一階がお好み焼き屋になって、二階に行くとタバコが吸える。
店側にしてみれば、持ちつ持たれつの関係。
健全なる高校生は学生服でデートをする。
小倉北区魚町にあった「不二家」という、まあ明るくて健全的な喫茶店。
ここが高校生にとっては楽しみの場。
昭和30年から45年位まであった、と記憶する。
コーヒー一杯60円。80円の時代を覚えている。
ショート・ケーキが30円~50円。
JRの食堂車のウエイトレスのような制服を着た、この時代はまだ女給とも言っていたが、そんな店員さんがいて、健全的なカフェ。
この時代のカップル。向かい合って真剣に"語る"。
話が途切れることなく…。
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