令和食文化問答「昭和喫茶店・小倉篇」
音楽喫茶の類い。ロック喫茶、ジャズ喫茶、歌謡喫茶、フォーク喫茶、そして同伴喫茶。
小倉北区室町に「コンパル」という同伴喫茶があった。
この時代は今のようなラブホテルが無い、〇〇旅館はあった。が、しかし〇〇旅館に10代、20代の若者が行くには、何かしら違和感があった。要するに"ツレ込み宿"だから、純な若者には抵抗があったのだ。
だから、同伴喫茶ならば彼女を誘いやすい。
ボックスシートが高く、背もたれで周りの視線をさえぎる。こんなところでするのはキッスくらいが限度。
「コンパル」の店名は、「仲良しが集まるところ」という意味だが、これは金春(コンパル)からの造語らしい。
当時、この「コンパル」の意味を知ろうとした人はいなかったらしい。
現・市庁舎のある、勝山公園には、夜な夜な"デバガメ"が現れるので、同伴喫茶が受けたのだ。
コーヒーが200円だったかな?アルバイトの時給が80円の時代。
他にも同伴喫茶が小倉の街にはには2、3軒はあったような記憶がある。
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