令和食文化問答小倉篇「カフェ・喫茶店の変化」①
昭和40年も終わりに近づくと、小倉の街中にも喫茶店の新しい動きが出てきた。
コーヒー一杯が150円の店が出始める。
アルバイトの時給が120円が平均。
何度も言うようにコーヒー一杯の価格の方が、アルバイトの時給よりも高かった時代。そんな時代が、喫茶店が繁盛した時期である。
新しい動き。
①ウエイトレスの時代から、ウエイターの時代へ入っていった。キャバレーやクラブのいわゆるボーイの形態が、カフェや喫茶店にも取り入れられるようになった。
②ソフト・バーテンダーやウエイトレス、ウエイターのきっちりした制服が、カジュアルな私服っぽいラフなスタイルになってきた。
③ドリップ・コーヒーから、見た目が"コーヒーらしい"サイフォンでコーヒーを淹れる、コーヒー専門店が登場した。
サイフォンで淹れたら、美味しく感じるのが客にも魅力であったのだろう。
そして、コーヒーを誰が淹れても味がさほど変わらない、という利点があった。
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