僕が17才の頃の話だ。その⑥

小倉の井筒屋のある辺りの深夜。
 
屋台があった。今ほど明るくはない。
 
今の馬借あたりは、大正町と言われ、連れ込み旅館が建ち並んでいた。
 
「トウカイ観光」という看板の"置き屋"のような所があり、夜になると女性が化粧をしているのが視線に入ってきた。???
 
その時代、一本60円のマッチ棒が売られていたそうだ。
 
マッチをつけている間は、女性の大切なところが見せてもらえる。???
 
この時代、小倉井筒屋に釣具の販売コーナーがあった。
 
グラスロッドより前の六角竿(ロッカクザオ)が"良い"といわれた時代。
竹竿を置いている釣具屋は、当たり前のようにあったが。
 
小倉井筒屋でその二本継なもの六角竿を学生の時に買った。
 
そして、長浜の住金のあたりで投げ釣りをした。
当時、小さな平アジが釣れることがあった。本当に小さな、小さな平アジだ。
 
紫川が汚水であった頃、今の室町へ渡る紫川にかかっていた橋「トキワ橋」から、冬の寒い日にボラの引っ掛け釣りを大人がしていた。
 
僕も2、3回チャレンジしたか。ボラはかからなかった。釣り人が4、5人で、観客が10人以上いた。そんな時代。あの汚れた紫川の魚、ボラを食べたのだろうか????

Oimachi Act./おい街アクト

北九州からお届けするエンタメ情報発信サイト。 ひとくせある編集部からクセのある情報を公開!!エンタメ多めに関してはあしからず。更新情報は公式Twitter(@oimachiweb)にてお知らせ。