僕が17才の頃の話だ。その⑪
高専に行った。
高専生は頭がいい。
頭がいい生徒は"不良"ではない。
"不良"は多少、人相が悪いものだ。
だから高専生には、人相の悪い奴がいない。
が、現実は…。
高専生にも人相の悪い奴が結構いた。
人相が悪いと、精神性を疑いたくなるものだ。
これは偏見でも何もない。それまでの16年間の人生で自分が収得したものだ。
人相の悪い奴が頭のいい奴の中にも存在する。
こうして、それまで得た人生の経験が覆されることになる。
こんな不安感を解消させる為に、男は喧嘩という方法を試みることがある。
この喧嘩は、男同士の間で許される野性的な防衛本能のひとつだろう。
喧嘩も奥が深い。
女同士の喧嘩は、よく解からないが、これも多分、野性なのか(?)。
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