令和食文化問答・そば、うどんについて。

「かけ」とは、かけそばの略である。
 
かけそばは、関東のもので、関西ではこれに値するのは「素うどん」にあたる。
 
地方により、"かけ"は、うどんかけの別称になったりする。
 
ここ北九州では、かけうどん""素うどん"の両方を用いる。「かけ」はそばに限られる使い方となっているようだが。
 
アイス・コーヒーを昔は「レイコ(冷コ)」と北九州で言ったりしていたが、これは関西から伝わった読び名。
これが東京では、「何それ?オモシロいなー」と受けは良いが、かなり関東と関西の温度差があった時代。
 
「かけ」とは「ぶっかけ」から由来する。
 
丼にそばを入れ、上から汁をぶっかける冷たいそばが江戸初期に流行した。ここから冷たいそばと、熱いそばに分かれ、「かけ」がそばに伝わるようになったと記されている。
 
確かに「素うどん」は使われるが、「素そば」は聞いたことがない。
 
「素うどん」の「素」は、そうめん(素麺)から転用されたのだろうが。語源はつまり中国。

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