恋の手引書⑱戦争を知らずに二十歳になるとは?

男性が童貞を捨てる。
 
童貞の捨て方に良い、悪いはない。
 
昔は「二十歳までには捨てなさい。捨てるべきだ」のような風潮があった。
 
これは男性が二十歳を過ぎると、恋をすることが当たり前になる。その時、好きになった女性に対して己が仮に童貞であったならば、苦しみ悩むことが起こりうるから、童貞を二十歳迄には捨てるべきだ、というアドバイスを含んだ"戒め的"な言葉なのだ。
 
そりゃ素晴らしき理想としては、十八歳か十九歳あたりの年齢に大好きになった女性と、童貞で相手も処女で結ばれるのが、純文学風な世界観からいうと理想かもしれない。
 
が、そんな理想を誰もが実現できる訳はないので、人それぞれに捨て方は様々。良いも悪いもないと言うべきなのだろう。
 
風俗店に行って童貞を捨てることが、その昔の一流の男の理想であっただろうし、その時もめでたい事としよう。
 
童貞の男性を好きになったなら、女性はその男性の恋愛のスピード感がまるでない。いつになったら、このモヤモヤの感情がすっきりするのか?と悩む。
女性に男性経験があったとしたら、男性は「いや、困ったナ~。童貞と言えないし、かと言って交際を断るのも…」と、トロトロした煮え切らない状態が続く。いつになったら一人前の男になれるのか?と悶々とした日々が続く。
 
女性は男の心が理解出来ないものだ。
そんなことが前に進めないなんて、思いもしない。
煮え切らない人だナ~と思う。
 
こういった問題を自分から行動して理解することのできる男性は10%いるかな?
 
ほとんどの男性は"事件性のあるハプニング"を2人の関係に期待するものだ。行動はするけれども、こうなったんじゃ仕方ないナ~、というスタイルを男性はとりたいものだ。つまり卑怯な男のエゴ、とでも言うべきか。
 
さて、「童貞を捨て、街に出よう!」なのだ。

Oimachi Act./おい街アクト

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