日本では作れない映画だね

「午後8時の訪問者」
主人公は若い女医。
淡々と流れていく映像が、無機質でどこの国の映画?と、解らなくなる。
2016年のベルギー作品。
医者を主人公にした映画では、珍しく医者を良心の人、職として描く事で、サスペンス色を濃く出していく。
診療時間を過ぎた午後8時にドアベルが鳴るが、出ない。
普通、当たり前の事だ。
翌日、身元不明の少女の遺体が見つかり、診療所のモニターにその少女が収められていた事から、サスペンスが展開していく。
主演女医をアデル・エネルが演じる。
この女医さん、いつも同じアウターを着て暑苦しいそうだ。
中に着るロングTシャツも、単に色違い。
お洒落にまるで疎いのが、映画を盛り上げている。病人、患者にはとても親切で、日本の医者にはいないタイプ。
これもベルギーらしさかな、と。
淡々とした中、この女医は研修医にはキツい発言をする。
患者の中にも悪タレが登場してきたりと、リアリティさも演出する。
監督はジャン=ピェール・ダルデンヌとリュック・ダルデンヌ。名優、オリヴィエ・グルメが顔を出す。

Oimachi Act./おい街アクト

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