本物嗜好の飲食店は大変な仕事
久しぶりに小倉井筒屋8階にある「稲葉」、トンカツの専門店に行った。
一昨年はよく通ったが、ホールのスタッフさんが変わり、人数が足りなくなり、遠慮していた。
忙しく店がガシャガシャしているのが伝わってきたからだ。
行ってみると、顔馴染みだったスタッフの方が戻られている。一安心した。
飲食店は味もさることながら、デパートの中での営業は、ホールのサービスが重視される。
喫茶店全盛の時代には、こんな店があった。
まず客が入る。1番におしぼりを持って行く。2番にお冷やを持って行く。3番にメニューを持って行く。そしてオーダーをとる。客の元へたくさんの回数、足を運ぶことがサービスであると言う、オーナーの接客業たる考えがそうさせた。
食事の合間にも、お冷を何度もつぎに行く。灰皿の交換は勿論だ。
さらに食後はお茶を出す。至れり尽くせり。これが商売の鉄則であった。
美人が接客すると売り上げは上がる。
これは今に至る。
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