「おい街」時代、「スパルタカス」の上映会を催した
僕が最初に劇場で観た洋画は、スタンリー・キューブリック監督の70ミリ(昭和の20年代の映画フィルムの表記のひとつ。35ミリの倍の左右だから70ミリ)のスペクタル(壮大であるという意味で使われた)巨篇「スパルタカス」。
小学3年生だった。
小倉駅前にあった映画館、小倉中央会館で母に連れられて行った。
前篇と後編があり、途中休憩があった。3時間位の超大作。が、ちっとも長くは感じなかった。
この映画は、その後の僕の人生観に相当なる影響を与えたと思われる。
カーク・ダグラス主演。この方はマイケル・ダグラスの父親。
ローレンス・オリビエという名優も出演していた。
実際に起こったローマ時代の奴隷の"反乱"を題材にしたもの。
主演のカーク・ダグラスが奴隷のスパルタカスを演じた。
小学3年生だったが、スパルタカスが男として成長していく過程も理解できたし、男女の愛の素晴らしさ、また男の男に対する嫉妬(男の友情)なども理解できたつもりになった作品。
「ベン・ハー」とよく対比してこの映画のことを記した。「スパルタカス」にはキリスト教といった宗教観を用いたキリストの布教映画ではないのが、素晴らしい!と。
子供ながらに、宗教には懐疑的であった…何故か?
「スパルタカス」は何度もその後、DVDで観た。
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