演歌、歌謡曲、そして青春歌謡が生まれた。

戦後、テレビがある家が町内に一軒あるかないかの時代から、テレビはあっと普及して、日本は変わっていった。
テレビ普及の功労は、プロレス、巨人、大鵬、東京オリンピック、皇太子殿下の結婚、つまり皇室。
さらにアメリカのテレビ・ドラマ、「サンセット77」「ベン・ケーシー」と。
アメリカ人はカッコいい。
ジェームス・ディーンが、敗戦国の日本の若い女性の男性に対する魅力の価値観を変えていった。
背が高くて、足が長い。
顔は薄い、小顔。歯並びはキレイ。
そして、若い。
 青春歌謡は、まるでアメリカの策略的な若い女性への洗脳的意識改革のように、その後の日本を変えていく根となる。
 舟木一夫、守屋浩、三田明、そしてこの人、松島アキラ。
 1944年生まれ。17歳でデビューし、大ヒットした「湖愁」。
民放の「カンロ・カム・カムショウ」の司会をレギュラーで務める。
昭和40年あたりまで順風満帆? 
 そう、あのビートルズらのイギリス勢が出て来てから、日本もアメリカも完全なる受け身になり、情勢は危うし。
アメリカは流石に大国で、音楽の土壌がしっかりとしていて、対応は素早く、質も高かった。
 日本は一時期、真似事のGSは約2年で歌謡路線に。
あの青春歌謡も忘れ去られていく。
台頭したのは演歌、歌謡曲。
そしてニュー・ミュージック。
息の長い歌手として、松島アキラは平成30年に、レコード大賞功労賞を受賞。
 華やかな芸能界で生きて行くのは、並の努力ではキツい。
必ずツケが回って来る。
強かに、真面目にやる事が大切と解っていても、そう出来ない何かとは、何なのか?
 長いキャリアが示す運の強さと実力。
62年の歌人生の松島アキラ。

Oimachi Act./おい街アクト

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