原作者の樋口卓治と言う方は、ロマンチストだからこそ書ける。
2016年に公開された映画「ボクの妻と結婚してください」の原作は、樋口卓治の小説。
監督は三宅義重。脚本は金子ありさ。
織田裕二、吉田羊が夫婦役。
織田裕二が末期ガンで余命わずか。
残すことになる妻のために、結婚相手を探そうとするラブストーリー。
余命、死を題材にした映画は世界各国で作られている。安楽死の題材もある。
一方では日本の医学界では、検査検査の延命医療を施して、患者を長生きさせる事が実績ある医学と目論んでいる。
特に大学病院や総合病院には、その色合いが強い。よって若い医師による、問診をさほど重視していない治療が行われている。
医療の現場。
若き医師が問診をしたところで、実はまるで患者のメンタルな部分は覚えきれない程の数多い患者が、大きな病院にまいにち毎日やって来る。
これにコロナが流行った頃の状況が加えられると…。
個人の開業医に求められているのは、個人の尊重、医師と患者のコミュニケーションだ。医者選びに苦労している患者の声を取り上げるべき時代だ。
この映画に感動しているヒマは、実はないのだが。
0コメント