しっかりと作られた邦画。松竹らしい映画「ソロモンの偽証/前篇・後篇」は実に見応えがある。

原作は宮部みゆきの小説。
法律事務所に勤務経験があり、東京の深川で育った。
人を読む力が培われているのか、映画に出て来る出演者が一人ひとり個性を持っている。
だから映画として面白いし、考えさせられる力を持っている。
監督は成島出、脚本は真辺克彦。
主演は藤野涼子。作品出演時は16歳。
2015年公開。前編と後編がある。


1人の中学生の男の子が転落して亡くなる。自殺か他殺か。
ある日、彼の死は殺人による、と言う告白文が送られてくる。
事態は慌しくなり、学校内、先生対生徒、先生対先生、さらに家庭内、マスコミと真意が解らない旋風が吹く。
誰かが嘘をついている!と、事件は謎に包まれる。

他に、板垣瑞生、佐々木蔵之介、夏川結衣、黒木華、らが出演。


クラスの中には現実にいそうな、ありそうな、勘違いしそうな、そんな生徒が学校と家庭の狭間で揺れ動き、嘘と真実の境は解らなくなる。

出演の藤野涼子は、オーディションで選ばれた年は強い運気だった。
頑なに演じているが、かなり起伏の激しさを持つ女でもある。

Oimachi Act./おい街アクト

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