男達の軌跡。北九州と関わり、音楽に咲かされた青春をひたすら愛した人達。
2023年の3月に発行された「北九州音楽全史」(A4カラー・200ページ・価格は税込み3000円)。
北九州の有志が集まり発行にこぎつけた。
「おいらの街」のバックナンバーから紐解いて取材、編集したもの。
昭和30年代から振り返り、その時代に音楽に魅せられミュージシャンの人生観、音楽観をインタビューで、今に伝え残そうとした試み。
編集、取材は重圧感の中で使命感に燃えてやり終えた。
「お疲れ様でした」。
ある方から、高野さんとルースターズの大江慎也さんのインタビューが読みたかったな!と、モロに言われた。
いや、この本は僕はお手伝い役だから、それは無理な願望と言うものです、とお答えしたが。
音楽、ロックと言い変えても。
戦後、アメリカから入って来た音楽はジャズと、何でもかんでもジャズだった。
舶来音楽はジャズの括りで言葉の役割をしていた。
音楽を細かく分ける必要はないと、僕は考える。
つまりフォークもロックもジャズも、どれも音楽の括りであるべきでは?
音楽は表現の一つでしか、またないとも言える。活字、絵画、料理、演劇、御笑い、と様々なる表現手段はある。
男がやはり音楽に関わる生き方が多いのは、やはり芸術の中でしか見いだせない精神を色濃く持っているからか。
男とは、そういった生き物なんだな、と思い入れを感じるのが、僕にとっての「北九州音楽全史」だ。
近々、大江慎也がライブをするらしい。
彼のロック魂には脱帽する!
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