今なお、アメリカのカリスマ・ミュージシャンである謎と悲劇

ヒット曲を出さずカリスマ的な
ミュージシャンになったという、
奇妙な話がアメリカで起こった。
その人の名前はグラム・パーソンズ。
73年9月19日、26歳で召される。
ザ・バーズに一時的に在籍し、
名盤「ロデオの恋人」でカントリー・ロックを
世に送り出す。
バーズのロジャー・マッギンに
一時的に影響を与えたと伝えられる。
が、アフリカ公演を出発前日にしてバーズを脱退。
フライング・バリット・ブラザーズを結成し、
バーズのクリス・ヒルマンも参加。
メンバー全員が仕立てたド派手なスーツに、
彼はドラッグ、十字架をあしらった。
”死を予期、いや願望している象徴のような”とは
仕立て屋の話。
父、母が自殺した金持ちの一人息子で、
生活の為の音楽ではない故に、
関わったミュージシャンは
振り回されることになるが、
ヴォーカルの才能は悲劇的な境遇から産まれた
特異なもので、人の心を揺さぶった。
キース・リチャードとは兄弟のように親密になる。そしてドラッグから抜け出せない世界を巡る。
彼の死に関する話はやめとこう。
カントリー・ロックというジャンルを
確立させた一人であることは間違いないし、
キース・リッチャードとウマが合ったことも確か。
名曲「Hot Burrito♯1」は、
今なおカリスマならではの名曲だ。

Oimachi Act./おい街アクト

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