キェシロフスキ監督作品

不倫をテーマにした映画を観ても、
感情移入するほどの深みはないし、
結末も成るようにしか成らない。
日本映画の深みのない恋愛作品は、
ペットボトルや空き缶のポイ捨てのように、
日常茶飯事的な出来事で、
こんなものを映画にする監督には転職を勧める。
ボーランドのキェシロフスキ監督の作品で、
「殺人に関する短いフィルム」と
「愛に関する短いフィルム」について記す。
日常茶飯事的な一般人の生活の中で起こる、
人と人との出逢いが殺人となったり、
恋愛となったりする。
その現象を運命として捉えるより、
人間社会での予期せぬ事故のように描く。
誰が真の加害者か被害者か、
決めつけることすら事故であり、
真相のあいまいさ、不条理を鋭く描いていく。
この監督が世界的である所以は、
まず映画を観たあなたが判断するべきだ。 

Oimachi Act./おい街アクト

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