「ピストルと少年」。孤独な少年と姉と刑事の心の触れ合いが見事に描かれた作品
南フランスに住む、離婚した母と息子。少年マルクは、姉は死んだと母から聞かされていた。が、ある日、その姉が近くの町に住んでいることを知る。どうしても姉に会いたい。少年は旅費を得るために、ピストルを持って薬局を襲う。途中、知り合いの刑事と逢うが、彼を人質にして、姉の元へと向かう。 孤独な少年の心情をみずみずしく描いた本作は、セザール賞、他、映画賞を多数獲得。監督は「ポネット」のジャック・ドワイヨンで、脚本も執筆。30分間、警察を人質に取った実際の事件から発想を得た作品。少年と姉を演じた2人の演技が素晴らしい。
●90年作品/フランス映画/日本公開91年
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