YOUTUBEでは、やはり限界がある音楽の楽しみ方を証明した1枚のCD

ザ・バーズ(以降はバーズと記す)が65年~66年の間に残した「ミスター・タンブリン・マン」のスタジオ別バージョンを収録したアルバム。
ロジャー・マッギンの12弦ギター・サウンド、ジーン・クラークのソングライターとしての力量、デビッド・クロスビーの美しい高音域に身震いするほどに美しいハーモニー、彼のサイケデリック色あるギター奏法が、十二分に楽しめるアルバムになっている。
フォーク・ロックが誕生する生々しいドキュメンタリー・アルバムと言う表現がピッタリのCD。 
「ミスター・タンブリン・マン」では、ボーカルのみの同曲と、テイク1 、テイク2、テイク22ではファイナル・バッキング・トラックが聞こえてくる。 
いかにして、すれば、曲が息づいてくるか? バンドのためにも作られたのか?と。
今後はこんな形のCDを作るべきだ、とロジャー・マッギンが伝えたいのだろう。
バーズの初期の名曲「霧の5次元」「すっきりしたぜ」他収録。アルバム・タイトルは、「ミスター・タンブリン・マン・セッション」。

Oimachi Act./おい街アクト

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