イケメンがバカらしく見えてくるのは、アラン・ドロンが美しくすぎるからだ

1935年生まれのアラン・ドロン。フランスの映画俳優として、日本では絶大なる人気を得た。2017年に正式に引退。代表作「太陽がいっぱい(60年作品)」でデビューした。 2枚目役者、美男子の極致と言われ、長年に渡って活躍した。アラン・ドロンでしか映画にならない作品を数多く残したところが、存在感ある役者でもある。「サムライ(68年作品)」は、台詞を極力排したフィルム・ノアールの傑作。映画評論家の、おすぎが、この映画と「冒険者たち(67年作品)」がアラン・ドロンの映画の中で好きな作品と語っていた。 殺人者、殺し屋、犯罪者を2枚目がやると、男の美学として完成されたものになるのを実証した役者でもある。おすぎの質問であなたは何が好きか?と聞かれた時、僕は「フリックストーリー(75年作品)」と答えた。フランスの犯罪史上、最も兇悪なギャング、エミール・ビュイッシュをジャン・ルイ・トランティニャンが演じ、アラン・ドロンが実在した刑事役を演じた。この映画の製作にもアラン・ドロンは関る。陰陽対比のふたりの男の映画。ジャン・ルイ・トランティニャンの凄みの深い殺人鬼の演技は、見事であった。 
「暗殺者のメロディ」は、トロッキー暗殺事件をスクリーンに再現した作品。ここでもアラン・ドロンは孤独な暗殺者を好演した。

Oimachi Act./おい街アクト

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