4年間で2度ヒットした「孤独の世界」
バリー・マクガイヤーが唄った反戦歌
「明日なき世界(原題を直訳すると、破滅の前夜)」
が1965年に全米1位に輝き、
P.F.スローンは作曲者として一躍脚光を浴びる。
表舞台に出なかったのは、
かなり神経質で内向的な若者であったから
と思われるエピソードがある。
彼が1966年に初めて制作した
アルバムに収録されていた自作曲「孤独の世界」は、日本人好みのノリの良い演奏と、
飾り気のない声が印象に残る
フォーク・ロックで日本でも
スマッシュ・ヒットする。
同一の曲が4年間で、レコード会社違いで2度ヒットする珍現象が起きた。
ただし、ストーンズの「テル・ミー」は、
日本のGS、オックスが失神するステージ用の
曲として「テル・ミー」が話題になり、
ストーンズの「テル・ミー」も
日本で再度ヒットした。
失神が演出とは、ばか臭い。
ヤル方も、真剣に騒ぐ方も。
どうせならドアーズのジム・モリソンがステージやったオナニーをやったなら、オックスの赤松愛を男として認めるが。
P.F.スローンは長い闘病生活後、
1985年に復活する。
小さなクラブのステージが活動の場であった。2015年に死没。
60年代の西海岸のポップス・シーンの
裏方としての活動が彼の世界であった。
「孤独の旅路」「孤独の世界」、
日本でのヒットする曲のタイトルのキーワードが「孤独」であった時代だ。
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