懐かしのイタリア映画「さらば恋の日」。今、観てもジーナ・ロロブリジダにあこがれる

男性すべてがとは言わないが、15才から18才の思春期に大人の女性に色気を感じることは多い。女性は思春期が男性よりも早く、齢上の男性に恋いこがれる時期があり、それを永く保っていく資質があるようだ。齢上の男性との結婚が多いのは現実だ。
この映画は17才の少年が、美しい叔母の心身に魅せられて初体験をするという青春恋愛映画。美しい熟女を演じるのは、この時代に世界的に人気を得たジーナ・ロロブリジダ。イタリアのソフィア・ローレン。クラウディア・カルディナーレとは違ったタイプの女優として脚光を浴びた、彼女が42才の主演映画。
シチリア島を舞台に、都会的で洗練された大人の魅力あふれた叔母との少年の「ひと夏の恋」をみずみずしく描いたのは、鬼才マリロ・ボロニーに監督。音楽はエンニオ・モリコーネ。
ジーナ・ロロブリジダは1947年のミス・イタリア・コンテストで第3位に選ばれたことか映画界入りをする。1953年の「悪魔をやっつける」でハリウッド・デビューも果たす。本来はフォト・ジャーナリストであったので、女優として活動を休止した期間も長い。写真家として、彫刻家としても成功をしている才女。彼女の多彩な才能が見え隠れするスクリーンでの女性、女優として異色の華やかさを放つ、数少ないスターともいえる。
1961年にゴールデン・グローブ賞の、世界で最も人気のある男優女優に与えられるヘンリエッタ賞も受賞。
この作品はジーナ・ロロブリジダの魅力を充分に味わえる代表作としても評価は高い。


●1969年イタリア映画 監督/マリオ・ボロニー二 主演/ジーナ・ロロブリジダ/パウロ・トゥルコ/他

Oimachi Act./おい街アクト

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