素晴らしいステージだった。互いに齢だけど、もう少し頑張りましょう‼

「カリフォルニアの青い空」を1970年代前半にヒットさせ、シンガーソング・ライターとして永年、活動を続けているアルバート・ハモンドのニュー・アルバムが発売された。タイトルは「アルバート・ハモンド/ライブ・イン・ベルリン・イン・シンフォニー」。ベルリンでのオーケストラとに共演ライブのDVDとCDがセットになっている。
彼の22曲の作品をオーケストラが奏で、渋みのある声と歌唱力でステージは終始盛り上がる。。彼の曲がとても美しいメロディーであったことに改めて気付いたり、オーケストラのメンバーの表情を捉えた映像が、実に楽しそうに見えたり、ほほえましいライブが行われたのだと心が暖かくなる。観客も総立ちになって、彼と楽しい時間を共有する。
DVDを観ているうちに、自分も会場にいるような気分になってしまった。
このステージではアルバート・ハモンドの人生も垣間見ることが出来た。彼がとても人間味あふれたシンガーソング・ライターであったことがとても嬉しくなり、音楽って本当に素晴らしく、人間には大切なものであることも改めて実感した。
彼の初来日のコンサートから、このライブ映像で再会できたという、まるで一人の友人として共に人生を歩んでいたような気持になり、涙ぐんでしまった。
年齢はとっても、あの時の寂しかった時の歌、楽しかった頃の歌。人生も、シンガーソング・ライターも、山あり谷あり。自分も山あり谷ありであった。そう思うと、彼の名曲、「落ち葉のコンチェルト」を彼が唄う表情を見て、こちらも切なくなったり、「思い出のカリフォルニア」を聞くと、僕にとっての懐かしい東京生活が甦ってきたり、共に生きた人生だったのだと、僕は感極まる。おそらくアルバート・ハモンドも同じ心境で唄っていたのだ思えてきた。
とても暖かく、観客とオーケストラとアルバート・ハモンドが一体となったステージに、僕も参加したかった。そのくらい素晴らしい映像が収められたDVDだ。

Oimachi Act./おい街アクト

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