アメリカのジャーナリストの輝ける星、エド・マローを映画化した「グッドナイト&グッドラック」

JFK、モンローも、アインシュタインもが愛してやまなかった男、エド・マロー。1930年から50年代にかけて、全米で最も高い人気を得て、アメリカの歴史を変えた一人と言われる伝説のニュース・キャスター。死後、40年以上輝き続け、彼を信奉するジャーナリストは後をたたない。
ジャクリーヌ・ケネディの言葉―「大統領がどれだけあなたを手本としていたか覚えていてください。貴方はアメリカに再び誇りをもたらしました」。
1950年代のアメリカ。マッカーシー上院議員による「赤狩り」で、数千人に及ぶ国民が職をうばわれ、恐怖が全米を覆っていた。報復を恐れるマスコミが批判を控える中、議員の真の姿を報じ、アメリカに自信を取り戻したのは、一人のニュース・キャスターと、彼と共に闘った記者たち。
ジョージ・クルーニーの監督第二作は、CBSの人気キャスターでありながら、自分から人生を危険にさらしてまでも不当な権力と闘い、「テレビ・ジャーナリズムの父」と今でも讃えられるエド・マローの実話に基づく物語を映画化した。モノクロが実に暗く、不安定で危険な当時のアメリカを再現する。リアリズム、ダンディズムの世界。タバコの煙が、ジャズが効果的に映画を実像的にしていく。
第78回アカデミー賞6部門にノミネートされ、第62回ヴェネチア国際映画祭受賞。

●2006年アメリカ映画 監督/ジョージ・クルーニー 出演/デヴィッド・ストラザーン/ジョージ・クルーニー/他

Oimachi Act./おい街アクト

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