【BYRDS=BY+RDS 今でもバーズが好きですが…。Vol.1】

バーズのデビュー曲「ミスター・タンブリン・マン」は、ローリング・ストーン誌でロック史上における素晴らしい曲として上位にランクされている。又、歴代の素晴らしいバンドにも名をつらねている。世界の名ギタリスト100の中にも、バーズのリーダーであったロジャー・マッギンの名は挙げられている。
BirdsとByrdsは、どう意味が違うのか。Birdsは鳥の複数を表す。ところがByrdsは? バーズがデビューしてから、僕にとってはByrdsの意味がしばらく謎であった。これを解説した書籍を目にしたこともなく、辞書で調べても見つからなかった。ようやく僕なりにByrdsのバンド名を解明することができた。ただし、これが正しいという確認はとれていない。日本公演にバーズのメンバーである、ロジャー・マッギン、ジーン・クラーク、クリス・ヒルマンが来た時にインタビューして聞くつもりでいたが、「おい街」の締切日と重なり、チケットは買ったものの大阪公演に行くことが出来なかった。メンバーのクリス・ヒルマンが阿蘇でカントリーのコンサートに参加した際も、やはり締切日と重なり、行けずじまいになってしまった。
10代の頃から沢山のROCKグループをラジオで知ることが出来たが、これぞ!!というグループの中にバーズを入れていた。もちろんビートルズ、ローリング・ストーンズ、ヤード・バーズもだ。18歳の時に高専でロックバンドを組んでいた。北九大ではナイツ゚、セインツという上手なバンドがいた時代だ。僕らはローリイング・ストーンズのコピーをやりたい、という方向で進む。ビートルズよりローリング・ストーンズの方がブルースであるからして。ストーンズのビル・ワイマンのベース・ラインが好きで、いわゆる対位法を試みていたからだ。ベースを担当していた僕は率先して「アント・オブ・タイム」などを演った。
バーズの「ミスター・タンブリン・マン」のベースが、その頃も耳に残っていたし、バーズの曲の中にはバッハの曲のフレーズがアレンジして使われていたり、「ロックン・ロール・スター」のクリス・ヒルマンのベース・ラインがカッコ良く、様々な思考からベースの面白いストーンズの曲を演りたかったのだろう。
さて、話を戻そう。BirdsとByrdsは、どう違うか。Bを外したBirdsの”IRDS”とByを外したByrdsの”RDS”は共通している意味がある。”IRDS”もRDS”も共に新生児の呼吸不全を意味する。が、BIRDSは鳥たちで納得できる。Byと”RDS”がくっつくと、「新生児呼吸不全」になる。で、「BEATLES」の”B”、BOB DYLANの”B”。バーズはビートルズに影響を受け、これにボブ・ディランのフォークを合体させたフォーク・ロックを作った。この誕生の瞬間を新生児の呼吸不全の声”(新しい音)による、(イコール=)By、音楽という表現がByrdsのグループ名での由来である、と解釈した。

Oimachi Act./おい街アクト

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