【BYRDS=BY+RDS 今でもバーズが好きですが…。Vol.3】ジーン・クラークのアルバムを聞いてみる

ジーン・クラークの脱退については、飛行機恐怖症であったと長年言われ伝えていた。が、真相は違う。長い間、バンドのメンバーと一緒に同じようなことを毎日繰り返しを続けていて、それが我慢できなくなるところまできた、というのが脱退の理由。神経がすり減ったということだが、個性の全く違う5人の人間の集団の中そのものが、神経衰弱にかかっていたといわれる。
ジーン・クラークはソング・ライターとしての素晴らしいアルバムを残していく。バーズの再結成もあったし、メンバーとの交流は保たれていき、1991年5月24日、バーズの中で最も完成されたシンガーソング・ライターは、カリフォルニア州のシャーマンオークスの自宅で発見された。享年46歳。
今尚、ジーン・クラークのファンは根強く、ソロ・アルバムの評価は高い。「ホワイト・ライト」「ロードマスター」「ノー・アザー」「寂しい土曜日」。オリジナル・バーズの復活盤「マッギン・クラーク&ヒルマン」「シティ」はファンの心聴盤である。
2000年代になってジーン・クラークの再評価が起こっている。「ノー・アザー」はその中でも、「こんな素晴らしいアルバムがあったんだ!!」という認識を得て、再発の真っ只中にある。

Oimachi Act./おい街アクト

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