「永遠の僕たち」を観ると、懸命に生きる、愛することの大切さを知る

同性愛、ドラッグ、
高校生の銃乱射事件などをテーマに、
人間の感情の描き方を繊細に表現する
ガス・ヴァン・サントス監督が
ピュアで奇妙で美しい
ラブストーリーを生み出した。
タイトルは「永遠の僕たち」(原題は”RESTLESS”)。

交通事故で両親を失い、
自分も臨死体験をした少年と
余命3ヶ月の宣告を受けた少女の恋物語は、
とてつもなく美しく、また悲しい。

主演は「イージー・ライダー」監督・出演のデニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパーと、
女優ミア・ワシコウスカ。

そして特攻隊員の幽霊役で
加瀬亮が出演しているところが印象深く、
「死」をテーマにした
美しい作品となっている。

ハリウッドの異端児として波乱に富んだ
人生を歩んだデニス・ホッパーに
そっくりの息子が個性的に映る。

また女優のミア・ワシコウスカが
透明度の高い女の子を演じているのが、
映画を美しくしている。

この監督の持ち味が
旧日本軍の特攻隊員を
幽霊として登場させるのが
一捻りある映画として印象付ける。

「愛」とは、「死」とは。
死後、残された人間と
去った人間の絆をとりもつものは、
といった問題がさりげなく流れていく。

Oimachi Act./おい街アクト

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