英語はロックで学び、覚え、しゃべることをした時代が60年代後半。CCRの曲はビートルズをもぶっ飛ばした
僕は評論家ではなく、
いち音楽マニアでしかない。
リアル・タイムで
ロックやR&Bを聴いたことが、
”オタク”っぽさから救われていると思う。
CCRはロック史に輝くスーパーグループだ。
68年から約4年間の活動で、
素晴らしいアルバムとヒット曲を数多く残した。
この時代はE・クラプトンのクリームや
ジミ・ヘンのニューロックが台頭する。
ソウルフルな音楽が評価された。
CCRはニューロックではないが、
ソウルフルなリーダーでボーカル、ギターの
ジョン・フォガティの唄とギター奏法は、
ニューロックに負けていなかった。
この時代にロック・バンドを組んでいた僕は、プレイヤーとしての見切りをつけた。
日本のロック・グループが
新しいロックの台頭の差を拡げられて消滅していき、
フォークやニューミュージックを売っていくしかない”実情”は
リアルタイムな僕らの世代には理解できた。
ロックからジャズに転向する
ミュージシャンも多かった時代。
日本のロックはアメリカにこの時、殺されてしまったのだ。
尊敬の念をいだいてCCRを「スゴい‼」と
今でも聞いている。
好きな曲は「フール・ストップ・ザ・レイン」。
ベトナム戦争でのナバーム弾を唄ったプロテスト・ソングだ。
日本で一番ヒットしたのは
「雨を見たかい」(71年全米8位)。
松山ケンイチと妻夫木聡が出演した
「マイ・バック・ペイジ」の劇中で、
この曲を松山ケンイチが唄うシーンがある。
学生運動で出会った新聞記者と革命家を自称する2人を中心に描いた
60年代後半の若者の生き方と挫折が描かれた映画。
ロックの本質は
体制に対する批判、不満である。
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