「路地裏の少年」をふっ切ったか!?新しい方向性のロックンロールで成功した浜田省吾

浜田省吾を好きな人は2つに分かれる。

ひとつは
「生まれたところを遠く離れて」の
アルバムが好きで、
貧しい少年の世界を歌った
浜田省吾が好き。

そして、
「Home Bound」以降の
浜田省吾の世界が好きだ
という2つに。

浜田省吾は広島のフォーク村出身。
高校時代は学生運動にも参加していたらしく、父親が警察官で彼を「アカ」と呼ぶこともあったと言われる。

「路地裏の少年」の詞は、
まさに”革命前夜”をひきづった
若者のむなしさがひしひしと伝わってくる。
が、浜田省吾が変質を遂げたことは、
これからの音楽界や若者の望む歌が
変わっていくことを
予感していたからこそ出来たことで、
奥深く広い目でロックを捉えていた
浜田省吾の才覚だと思う。

「路地裏の少年」のような歌詞を、
今書けるようなミュージシャンはいない。

時代が変わったとも言えるし、
”革命の前夜”を引きづっている人が
音楽をしてないからとも言える。

当時を知る人もそうでない人も
今一度、「路地裏の少年」の歌詞に
触れてみてほしい。
きっと「よく書けている」と
感心するだろう。

浜田省吾は文学の世界でも、
名をあげることができたのでは?と
思うこともある。

Oimachi Act./おい街アクト

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