カントリー・ロック誕生の裏舞台で悲劇的な死を遂げたグラム・パーソンズの 名曲「Hot Burrito ♯1」を聴くと、このDVDが観たくなる。

R・ストーンズのキース・リチャードは語る。

「彼の声は人の心に届くハイ・ロンサムだ」(ハイ・ロンサムとは精神性を帯びた言葉、声の意)
「物悲しいけれど美しく痛みを感じる」
「彼の唄を聞いた女性は皆、彼のとりこになるんだ。
これって凄いことだぜ‼」

BYRDSに一時期、
在籍してカントリー・ロックの
歴史的名盤「ロデオの恋人」を
創作した一人で、
脱退後は
フライング・ブリトゥー・ブラザーズを結成。
酒とドラッグに溺れて
27才で召したグラム・パーソンズ。

元イーグルスのバニー・リドンは語る。

「活動的で楽しい男だったが暗い一面があり、死への願望があった」と。

彼のソロアルバムに参加した
エミリー・ハリスは語る。

「グラムの生と死の物語は強烈で映画みたい。彼の声を聞いた瞬間、私は彼の声に恋をしてしまった」と。

彼の一番の理解者であったといわれるBYRDSのクリス・ヒルマンは――
「テネシー・ウイリアムスの戯曲みたいだ。南部育ちで金と酒に溺れ、”まさに悲劇的”。
…彼のいい面だけを忘れないようにしておく」と。

日本では知名度は薄いが、
本場ロックのアメリカの音楽界では今尚、
伝説のミュージシャンとし語り継がれる
グラム・パーソンズの27才の短い人生。
カントリー・ロックのファンには
必見のドキュメンタリー映画だ。

Oimachi Act./おい街アクト

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