ボブ・ディランは本物の「JOKER MAN」であるのかもしれない
ボブ・ディランが作詞、作曲、音楽活動で
大切にしているもの。
詞が散文詩的であること。
が、自由詩的でなければならない。
ボブ・ディランの曲調が
パターン化するのは良くない。
これはライブにおいても常に新しさ、
意外性、新鮮さを
失ってはいけないということ。
歌は弱者の立場でなければならない。
恋愛においても
失恋した側の気持ちで詩を書く。
隠語や比喩を用いた方が詩に奥行きがある。
その深さに入りこむ度合いは聞く人により違ってくるが、それで良い。
一人一人が味わい、
感じ方が千差万別である方が
文学的(フランス文学)である。
歌唱法も様々と用いることが、その曲が新しく生まれ変わったようになる。
イメージの固まったミュージシャンでない方が、永続性は強くなる。
聞き手もパターン化されたミュージシャンには飽いていく。
ヒットするための曲を作ったり、唄ったりするのは
必ず限界がくるものである。
ロックは絶えず実験的であった方が進化、進歩していく。
ディランの曲
「JOKER MAN」のJOKERという単語の幅広い意味を持つ世界。
これが彼の音楽の要となっていると感じる。
自然にまかせて変わることも大切だが、意識しながら
変化することも重要である。
つまり時代は変わる。
それは美しさは衰えるということを知った女の如く、
ディランは生きている。
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