1950年代にパンク的なロックンロールの 素晴らしい曲を残したドン・アンド・デューイ。 これは世界的遺産じゃないか‼

例えば、ジョン・レノンのアルバム
「ロックンロール」の原点、
ルーツとなる音楽、サウンド、曲が発見できた。

1950年代にヒットはしなかったが、
1938年生まれのドン・フランシス・ボウマン・ハリス。そして、1937年生まれのデューイ・テリーの2人の黒人、”ドン&デューイ”のバイタリティ溢れる唄と演奏。

シンガーソングライターであり、
ギター、ベース、ピアノを操る
マルチな才能を持った彼らのアルバム
『ドン&デューイ』の中に
「Justine」という素晴らしい曲がある。
R&Rファンは間違いなく好きになる。
パンクの原点の臭いがする。
実にエキサイティングなバトル。
荒々しさというより、繊細でハーモナイズされたシャフトなヴォーカル、構成、アレンジも素晴らしい。

「なぜこの曲が当時、ヒットしなかったのか?」という謎は、影響力を持つDJに”裏金”が回っていなかった、が答えだ。

アルバムの曲
「Justine」
「Koko Joe」

「Bim Bam」

は傑出している。

ドラムスのアール・バーマ―、
テナー・サックスのブラス・ジョンソン、
アルト・サックスのジュウェル・グラント、ギターのルネ・ホールらの
名人芸による究極の傑作だ。

そしてドンはベースを、
デューイはギターとピアノを担当。
ドゥー・ワップからキャリアをスタートさせたロスアンジェルス出身のこのコンビは、57年~59年にかけて活躍した。

その後ドンはフランク・ザッパのバンドに参加し、やがてジャズ・ロックのグループを結成させている。
彼らの曲は後にライチャス・ブラザースなどのシンガーによりヒットすることになる。
日本はもちろん、アメリカの音楽界も見落としたドン&デューイの実力を、今こそROCKファンは評価すべきだろう。

Oimachi Act./おい街アクト

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