スカーレット・ヨハンソンの旬を味わう映画たち
「世界で最もセクシーな女性100人」のトップに選ばれたり、「世界で最も貢ぐ女性」と騒がれたり、一方でチャリティ活動にも精力的であったり、また共演者キラーと呼ばれた恋愛遍歴も数々。
映画「ロスト・イン・トランスレーション」(2003年作品)で人気を不動のものとした。スカーレット・ヨハンソン。最新作は母親役を演じたりと、大活躍の女優。
彼女のファンのために作られた映画と言われる「アンダー・ザ・スキン/種の捕食」を紹介する。初フルヌードで、ファンタジックな美しさに満ちたエイリアンの地球での旅路を描いたSFスリラー。
次々と男たちを誘惑して喰ってしまう放浪の旅。
最後は頭に障害を持った男性と出会う。
この男性により、エイリアンに感情が芽生えるのだ。
この男性はメイクではなく、実際に顔に障害をもった人が起用されている。
セリフも皆無に等しく、ひたすら映像美だけで見せる。
「under the skin」とは、「ひと皮むけば、本心は…」といった意味。
映画は、変装させたヨハンソンを街中に放り出し、周囲にスタッフがいない所で撮影したそうだ。
裸になって誘惑した男たちを闇の中へと捕食していくストーリー。
不明確な映像がただただ流れ続ける。
原作はミッシェル・フェイバーの
「アンダー・ザ・スキン」。
こんな映画らしくないい映画。それでも英国の「ガーディアン」紙が選ぶ2014年の映画ベスト10の第1位に選ばれている。
下らない映画ではない。
美しさを測ることのできない映像美。
その評価が高かったのだ。
ヨハンソンの美しさは確かに伝わる。
●「アンダー・ザ・スキン/種の捕食」
(2004年 英・米・スイス合作)
監督/ジョナサン・グレイザー
脚本/ウォルター・キャンベル、ジョナサン・グレイザー
出演/スカーレット・ヨハンソン、他
音楽/ミカ・レヴィ
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