バロック音楽のようにアンサンブルが楽しめるモ ーツァルトの「ポスト・ホルン・セレナーデ」。超一流 ソリスト、ニコレ、ホリガー、トゥーネマンの絶妙なかけ引きは圧巻!
「セレナーデ」という音楽用語がある。
好きな女性の住む家。
一階の庭で、夕方に音楽による愛のメッセージを送る。という優雅な行為。
女性は2階から1階の楽団の曲を聴いて愛を感じる。
「セレナーデ」とは、そんな優雅な男性から女性への愛の告白のひとつ。
モーツァルトのセレナーデの中に「ポスト・ホル」という曲がある。
正式にはセレナード9番 二長調K320「ポスト・ホルン」この曲の第4楽章、「ロンドー、アレグロ・マ・ノン・トロッポ」はバロック調の素晴らしい編曲になっている。
モーツァルトがザルツブルクに旅した時の印象を基に書かれた作品と思われる。
妻との不仲、モーツァルトはザルツブルグに好きな女性がいたのかもしれない。
この作品は、そろそろ馬車が来る、恋する人よ、このセレナーデを聴いて、僕を覚えていてほしい。
モーツァルトの心の心情が手にとるように解かる。
どこか淋しく、もの悲し気なセレナーデだ。
名盤はニエレ(フルート)、ホリガー(オーボエ)
、トゥーネマン(バスーン)の名ソリスト達が見事にからみ合うことに。
シャーンドル・ヴォーグ指揮ザルツブルグ・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミー合奏楽団盤をズバリ。
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